大切なのはゆったりとした時間

中富良野町西中地区でペンションを営む中島さん。宿を持ちたいと思い描いた場所を探し求め、めぐりあったのが大雪山系を見渡せるこの場所だった。眼下に広がる ぶどう畑もペンションを引き立てる。ＯＰＥＮから2017年で16年。何度も訪れてくださる方や海外からのお客さまも増え、日々絆を結び深めている。

-どのようなペンションを？
ＫＩＺＵＮＡを選んで訪れてくださるお客様に、ゆったりとした時間を過ごしていただけたらと思っています。星空観察で満点の星を満喫していただいたり、早朝のウォーキングでたわいの無い話をしたり、焼きたての手作りパンを味わってもらったり。 そうした何気ない時間を共に過ごすことが、ここを訪れてくださった方の思い出の一つになると嬉しいです。 食事では、地元の新鮮な野菜をふんだんに使った手料理や、季節や曜日限定で他店にご協力いただいてオーガニック料理やＫＩＺＵＮＡブレッドを楽しんでいただいています。

-ティーランチもあるそうですね。
宿が落ち着く秋から冬にかけて、一日一組限定でアフタヌーンティーランチを提供しています。 妻が毎年オフシーズンにイギリスへ行き、本場のスコーンやスイーツの作り方を勉強してきます。それらをＫＩＺＵＮＡでも味わっていただけるようにと始めました。昔ながらの素朴な雰囲気も一緒に感じてもらうために、イギリスから持ち帰ったアンティークの食器で味わっていただきます。 冬場は口コミで訪れてくださる地元の方が多いですね。 お菓子やお茶が皆を繋ぐきっかけとなって、ゆったりと動く時間、それぞれの好きな時間を楽しまれています。　あっという間に夕方になってしまい泣く泣く慌てて夕食の準備に帰る、そんなお客さまもいらっしゃいます（笑）。 また、食べるだけではなく作ることも体験していただけるように、一緒に作る「スコーンレッスン」もやっています。 ぜひお問合せください！

-今後の展望は？
2001年に移住し、夢と若さと体力だけで開業に向け準備を進めました。その頃出会った方、ずっと協力し、応援し続けてくださる方、そして日々ＫＩＺＵＮＡを訪れてくださるお客さまに感謝しながら、より絆を深めていきたいと思っています。 10年前も10年後も、いつ来ても変わらないゆったりとした時間と空間でお客様をお迎えし、初めての出会いも再会も楽しんでいきたいです。