SHUNKANJIN

森農園

森農園

本谷 洋一 氏

自動車整備士から農業へ

専門学校卒業後、旭川市の大手カーディラーで自動車整備をしていた本谷氏。結婚を期に、奥様の実家である富良野に越してきた

本谷氏は農家を営んでいた奥様の親から経営移譲を受け、農業という前職とは全く違う分野への転身。転身後はにんにくを使用した加工品「黒にんにく」と「黒にんにくはちみつ漬け」を展開し、にんにくの他にも玉ねぎやメロンを栽培している。

黒にんにくとの出会い

奥様と二人三脚で農業を営む中、にんにくに熱を加えて熟成発酵させるとプルーンのようにフルーティーな味わいになると情報を入手。

すぐさま、商品開発に取り掛かり、テスト販売をすると思いの外、お客様に好評だったので商品化することに決定した。

森農園のにんにくは植え付けから、選別、収穫に至るまで全て手作業で行っている。秋頃に植え付けを行い、芽が出た頃には冬を迎え、雪の下で寒さを耐えしのぐことでまろやかで甘味のある優しい味になるという。農薬を最小限に抑える分、細やかに畑に目配りをしなければならない。ひとつひとつ手間暇をかけ丁寧に育てていくことが森農園の信条。

現在「黒にんにく」と「黒にんにくはちみつ漬け」は富良野市内のお土産店等に陳列され、本谷氏は販路拡大へ向け国内の展示会や海外のイベントなどにも精力的に参加している。

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