SHUNKANJIN

なんぷてい

南富良野町 なんぷてい

代表取締役 川村 勝彦 氏

「食」から地域振興とグローバルな展開を

南富良野町幾寅レストランなんぷていで暖かく迎えてくださった川村さん。南富良野エゾシカ料理推進協議会会長や食による観光まちづくり推進協議会(S-1)副会長など多方面で活躍されている。今年は「南富良野町制施行50周年」と、昨年の台風10号による大水害からの「復興元年」という節目の年となり、より町を盛り上げるために7月29日、30日にはかなやま湖湖水まつりと同時に「新・ご当地グルメグランプリ」を開催予定。

-どのような方法で地域振興を?
2008年にエゾシカ解体処理施設が誕生しました。それをキッカケにエゾシカのモモ肉を使用した、南富良野エゾカツカレーを「なんぷブランド」の代表商品として、グルメからの地域振興をおこなってきました。そして、エゾシカ料理推進協議会会長として9年目を迎えた今年、かなやま湖湖水まつりと同時に「新・ご当地グルメグランプリ」を開催し、エゾカツカレーを多くの方に食べて頂きたいと思っています。後には「南富良野のソウルフードはエゾカツカレー!」と胸を張って言えるような展開に持っていければ最高の喜びです。エゾシカ肉は高タンパク、低カロリーで適切な処理をすればクセもなく上品な味わいを楽しむことができます。皆さんエゾカツカレー食べに来てくださいね。

-お店で海外の方が働かれていますが?
南富良野町では夏はラフティング、冬はスキーとアクティビティを軸とした観光を展開しています。今、海外から来られるお客様が増加傾向にありますので、サービス向上の為にもワーキングホリデーの方々を数年前から受け入れています。平均3ヶ月程の滞在ですが、彼らは海外からのお客様に対して素晴らしい接客をしてくれるのでとても助かっています。また、ワーキングホリデーで繋がった若い世代が友達を連れて再度なんぷていを訪れてくれることも嬉しい出来事です。昨年にはホテルも別館を増築して、益々彼らの力が助けになっています。そして文化を超えたつながりが、私に活力を与えてくれています。

-今後の展望は?
今年開催予定の「新・ご当地グルメグランプリ」でエゾカツカレーを身近に感じてもらい、「南富良野町はグルメで地域振興をしている!」というイメージにつなげたいと思います。そして、南富良野町を訪れる人が増え、この町の魅力を伝えていきたい。また、継続してワーキングホリデーの若者を受け入れ、色々な話を聞いてインバウンドのお客様にリピーターになってもらえるような活動をしていきたいと思います。